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とうとう、マイケル劇場、 ファイナルのときが来たんだよー。 ・・・・ってあの窓辺の花で終わったんじゃなかったの? というあなた、甘いわー。 追っかけ道は永遠・・・・ いやしかし、 すんごいもの、見つけましたん。 私のお友達、舞台命でもある、Sharaさんという方に教えて頂いた、 ZUCCA×ZUCCA という、ヅカにハマった漫画家、はるな檸檬さんが書かれている、 追っかけ漫画です。 これ、マジやば。 真剣におもろい。 もう、ファンなら誰もが、「あるあるあるーーーーー!」 の連発の嵐で、30000000000万回ぐらい雄叫び上げて、一緒に笑って泣いて( ;∀;) 共鳴しまくって、サイッコー。 ヅカファンならずとも、追っかけの花道を行く人、必見。 いや、決して実らないスターへの恋に身をやつす、カイカーンと、 崖と谷底と、ひとり歩く、月夜のゴビ砂漠(歩いたことないけど) その、闇と静寂と光と影・・そしてあの痺れるような孤独を知ってる人なら、 読まないではいられないよ。 これ、ほんとおもしろいんだけど、 初日を心待ちにしているヅカファンの心境を綴った4コマにおいら、共感しまくりーーー。 初日は来て欲しいけど、その舞台がいつか終わってしまうことを考えると、 もう、初日の前から気分はブルー。 こんなのなら、初日が来なかったらいいのに・・・と本末転倒な心境になるヅカファン。 でも、時は過ぎ・・・ 初日は開けて、とうとう千秋楽。 その舞台が終わったあとは、感動と哀しみでもう、グチャグチャ、 いやそれどころか、暗く帰路についた彼女たちは、ふと思う。 「あれは私たちのお葬式だったの?」 わかるーーーーーーーっ!!! そんなわけで、 9月22日、Sweeney Toddの最終日。 もう、泣いても笑っても、この日であの舞台は最後なのね・・・ そう思うと、ホテルのベッドで目覚めたわたしは、すでにブルー。 そうだ。 元気出しに、大好きなレストラン、Delaunayにいこーーーと出陣。 まあ、今日はまた、お葬式・・もとい、千秋楽のためにうってつけのような、 青空じゃないか・・・悲しいほどのお天気じゃないか・・ ああ、ロンドンの街並みが身にしみるぜ。 ホテルから3分で目的地に到着。 いつもはパワーブレックファストを取るビジネスマンたちで 激込みだけど、今日は土曜日なので、静かだ。 まずは、 オレンジジュースとイングリッシュブレックファストティ(ここんちの超美味)。 ホテルに届けられた日経新聞を読もうと持ってきたけど、 文字が頭に入ってこないのよね・・・心ここにあらずで。 搾りたてオレンジジュースを飲みながら、 オレは、今回のマイケル劇場の回想に入る・・・ おっと、 エッグベネディクトがきたぜ。 しょぼいけど、一個よ。ここはね、ひとつからオーダーできるん。 だってこんなの2個食べたら、ちょっとまずいっしょ? う、う、激しくうまそうだ。 高く盛られた卵にちょっと入刀したりしてさ・・・ グルメブロガーみたいに、たらーりんとたらしてみたりしてさ。 しかし、おれの心はすきま風、吹きまくり・・・ マイケルの舞台が終わったら、何を励みに生きていけばいいんだ? あああ!ああああああーーーーーーーーーーーっ どんなにつらいことがあっても、ムカつくことがあっても、 あと少しで、マイケルに会える・・・と思うとそれだけで、 心に青空広がる私としては、もはや死活問題じゃないか。 とむせび泣きながら、朝食完食(食欲だけはあるな) Delaunayを出て、 コベントガーデンまで散歩したの・・・哀しみを癒すために。 そうしたら、何かえらい行列ができてるやん。 Macの前だ。 おお!そうか。今日はiPhone5の売り出しの日・・・・ 警備員まで出ちゃって何の騒ぎかと思ったよ。 たかがiPhoneぐらいで、おまいたち、バカッたれ〜 なんて、悪態つきながら、ふと我に返ると・・・・・ 私も何度、行列に並んだことか・・・(もちろんマイケル関係よ。それ以外に何がある?) ここで一発回想入ります(またかいっ?) マイケルのオープンエアコンサートのときは大変だったな。 ベルリンで仕事があったから、このコンサートには行けないとあきらめてたん。 でもチケットは持ってたし、ギリギリになって、 やっぱり、もうこれから、わしが死ぬまで、マイケルのコンサート何回見れるかわかんないし、 同じヨーロッパにいるのに、行かないとはなにごとか? と自分を叱りつけて、朝起きて、すぐ相方に、 「いまからデボンに行く!」と宣言。 「えっ_レンタカーでか?無理やで」 というあいつをどやしつけて、いけいけどんどん、走れーーーーっと ハッパかけまくって、レンタカーを死ぬほど走らせました。 そして・・・ フランスのカレーから車とともに、フェリーに乗り、 ドーバーにつきましたときには、2人ともほぼミイラよ・・・(およよ) そこから、またデボン州まで相方に運転させて、目的地に到着したときは、 マジ、ゾンビだったわ。 で、朝から椅子買って、夕方のコンサートがはじまるまで、待機。 このときのオープンコンサートは早いもの勝ちでゲートが開くと、 激走して、席をゲットするというシステムだったのだ。 でも、いいの、どれだけ並んでも、100年並びっぱなしでも、 最高の歌声を聴けるなら・・・ しかし、夏は涼しいと言われるイギリスだけど、 このときは超炎天下で、身体弱い相方は、ほとんど熱中症になりかかって、 わたしもぐったり〜。 午後3時ごろだったか・・・ 多くのファンと同じように芝生でへたって待っていたら、 突然、リハーサルの音が聞こえてきた。 こちらかステージが見えて、きゃーーーーーーーー。 マイケルがいるじゃないですかっ?! ここでおいら、一気に蘇生。待ってたファン100人ほど、騒然。 も、も、もしかして、ここにもやってきてくれるかな?という期待満々。 ファンが待機するエリアは一応ロープがはられていたけれど、 とうとう、マイケルがファンの前に、やってきた。 もはや、わたくし、心臓飛び出してます。 完全、無呼吸(死ぬがな) そうしたら・・・・・・・・ マイケルは、まっすぐに私の前まで歩いてきたの。 ええええええーーーっ?マジマジ? と両隣りを確認するオレ(まさか私じゃないよね) と・・・・ 「Ichiko!] といきなり呼んだかと、思うと、 ほっぺにKiss してくれたのさーーーーーー(秒死) そして、とっても小さな声で、 「You have such a great tast.I love Barney's T shirts」 で、ほらほら、今日も着てるんだよ!と 自分の白いTシャツを指さして、最後に私の肘あたりを触って、 じゃね〜と 大勢のファンのところへと立ち去ったマイケル・・・ 死ねる! オレはいつでも死ねる。 もう、ここで死なせてーーーーーーーーーと 最高に恍惚な人になって、見上げた、 デボンの真っ青な空・・・・ あの史上最高の幸福のときをオレは一生忘れないだろう。 しかし、喜びはまだあったのだよ。 このデボンのコンサートの前に、別の場所でコンサートがあったとき、 おれは、マイケルにNYやボストンのバーニーズや、 ニーマン・マーカスのラストコール及びホールセールで買い漁った、 シャツやTシャツをやつのお付き(PA)のRayに渡していたのだった。 そのときあげたバーニーズのTシャツをとっても気に入ったようだったの。 で、コンサートがはじまるのを、みんなワイン飲んだり、サンドイッチ食べたりしながら、 待っていた。 席は相方に激走してもらったお陰で最前列よっ(ひゃーーーーーーーー) そして・・・シャブリを飲んでいたオレのもとに、 マイケルの付き人のRayが手招きした。 何?何のようなのかしらん? と、彼は折りたたんだA4のコピー用紙を私に差し出した。 「Ichiko,マイケルからだよ」 とっさに何か、わかりませんでしたん。 この紙切れ、なんですかい? 近くに座っていた、コアなファン(Sueもアマンダもクリスもアリソンも!) 「Ichiko,何何?見せて」 と騒然。 でも、わしは心臓飛び出しそうになりながら、 「いんや、これはわし一人で見る」 という孤高の気配を漲らせて、車をパークしているところまで、歩いて行った。 そして車に乗って、その紙を開いたの。 震える指と心臓で・・・・・ Dear Itchiko,14thAug 1997 (日付まできっちり書いてたよ) I wanted to write you a quick note to thank you for all the generaous gifts you find me. They all absoulutly lovely and you have got such great taste. I shall be wearing one of T shirts tonight stage. Anyway I must prepare myself for the concert. I hope you enjoy it tonight and I hope see you soon. with Love Michael X 宛名はイテチコになってるけど、いい。 どう? これ、いつでも死ねるよね。 何度もこのこと、ブログで自慢してるわたし、許しておくれやす。 でも、マイケル人生において、まさにこのときが栄光のとき・・・ で、ラデュレの敗北ってタイトルは・・・どこにつながるんですか? というみなさまっ。 Time has come(殴殴殴) いまからわたくし、打ち合わせに出かけますので、 今日は自慢はなしだけにさせてーーーーーーーーー。 千秋楽のつらい思い出は、追って書くぜ。 こちらにつづく〜。 ■マイケル劇場2012年9月の旅 Sweeney Todd Adelphie Thraere ①追っかけバカ一代 Oh My London 試練は続く〜マイケル劇場 (17-25 Sep 2012) ②追っかけバカ一代 ホスト気質なもんで。マイケル劇場(17-25 Sep 2012) ③追っかけバカ一代 世界一幸せなお花よThank you and I love you ,Michael.マイケル劇場(17-25 Sep 2012) ④追っかけバカ一代 ラデュレの敗北。マイケル劇場再び (17-25 Sep 2012) ⑤追っかけバカ一代 最終回 ラデュレの敗北マイケル劇場再び~ファイナル(17-25 Sep 2012) ■マイケル劇場2012年3月の旅 Sweeney Todd at Adelphi Theatre (Press Night) 2012 Sweeney の旅@LondonPart 1 恋に落ちた瞬間 2012 Sweeney の旅@LondonPart 2 2012 Sweeney の旅@LondonPart 3 2012 Sweeney の旅@最終回 ■マイケル劇場2011年6月の旅 Sweeney Todd at Chiester Festival. こちらは、マイケルがOlivier Award2013でベストアクター賞を取った、 Sweenet Todd、2011年のトライアウトを観にいったときのレポ。 マイケル劇場@Sweeney Todd 2011英国の旅Part 1 マイケル劇場@Sweeney Todd 2011英国の旅Part 2 マイケル劇場@Sweeney Todd 2011英国の旅Part 3 マイケル劇場@Sweeney Todd 2011英国の旅Part 最終章
by ichizonda
| 2012-10-19 11:48
| マイケル劇場
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