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このところTVを見ても、隣の奥さんにあっても 景気、悪いね~な話ばっかりで、 ほんと、いやんなっちゃう~。 米ドルはもはや、紙くずのようなていたらくだし(きーっ) バーナンキは空からヘリコプターで近いうち、 米ドルを撒き散らすのではないか・・と巷の噂ですが (なので彼のニックネームはヘリコプター) いやあ、そりゃ、 購買意欲も冷え込むってもんです。 おいらも、もう、なんにもいらねー(ほんまか?) 欲しいのはあなたの心を開く鍵よっ(ひーっ) いや、冗談はさておき、 本日も街に出ておったのですが、 見る服、靴、バッグ、ぜーんぜん欲しくないです。 帰りに100均で食器買って、イカリスーパーでお買い物して、 帰り着いた次第です。 本屋さんで、 クレアのハワイ特集を買ったついで、 林真理子のアンアンのエッセイをまとめた文庫『美女に幸あり』買ってみました。 これ、2005年の3月に単行本化されてるから、 たぶん、実際にエッセイが書かれたのは、 2004年頃ですね。 そこで見つけたなんとも時代錯誤なタイトル。 「バーキンは女の貨幣」を読みながら、 いやあ、いまの時代ほど、 エルメスの価値が激下がりしたこともないなーと(いえ、あくまで自分の中だけのことですが) 先日出かけた城崎のショッピングセンター内の 並行輸入のブランドショップにさえ、 黒のバーキンが飾られてました(嗚呼) カナシカッタ・・・。 いえ、もちろんエルメスはいまも欲しいけど(欲しいんかい?) なんというか、あんなプライスを支払ってまで、 買う価値あるんかいなーと、 エルメスの魔法が溶けた感じなんですわ。 なんであれほど欲しかったの? そういやエルメス狂想曲 激しく奏でてたこともありました。 それまで、エルメスショップでは国内外ともに、 バーキンなんてのはまず、お店で見かけることもまく、 オーダーさえもできず、 日本中、バーキン難民で溢れ返っておりましたよね。 わたしが海外に行くというと、友達のKちゃんなんかは、 「もう何色でもいいから、もしバーキン見つけたら、ぜったい買ってきてよっ」 なんていう始末。 そんな状況がいっぺんしたのが、 2005年の12月のParisでした。 いままで見かけたことなかったバーキンがざくざく あるではないですか? このときから、なんかおかしかったのよね。 ま、そのときのパリエルメス本店は、 まさに戦場と化してましたっ。 というよりウォール街、ストックマーケットか? 刻々と変わる「市場」。 携帯片手に国際電話している日本人観光客。 アメリカ人もフランス人も ケリーやバーキン、何の躊躇もなく買い捲ってました。 ヘンだ。ぜったいヘンだ。こんな風景・・・ と思ってたんですが、 ま、わたしも最前線で戦う兵隊1でしたけどね~。 日本人店員さんの 「このバーキンはお客様のためにあったのですよっ」 の呪文にまんまと引っかかり、カード切ったわよ(怒) お願い、誰か、あのまんまのお値段で、引き取って(ひーっ) それにしても、 ようやく出会ったバーキンを買ったときの、 あの高揚感・・・(あの感じ、麻薬よね~) しかし、「もう2度とこのタイプは出ませんのことよ」 と店員さんがおっしゃったにもかかわらず、 翌日別のエルメスショップに行くと、 まるで麻薬取引のように 奥へとつれていかれ、 そこでみたおんなじバーキン(ええ加減にせーよ) ま、ブランドものっていうのは、 めっちゃ買い捲るっていうのもなんかダサイし、 かといってまったく興味ありません!というのも、 なんかなー、友達になれるかなー(笑)と思うし、 何よりわたしがうっとしなーと思うのは、 ブランドものを買いあさるって行為に、 目くじら立てる、自称インテリたちです。 昔ブルータスのエルメス特集で 某女性評論家(だったと思う)が、 「エルメスのバッグなんてヨーロッパの富裕層の 記号のようなもの」 「あんなバカ高い値段のカバンを買うなんて、 私の知性が許さない」(こわ) なんて言っておられましたが、 たかがエルメスのバッグひとつ買うのに、 知性も何も、ないんじゃねーの? 単に欲しいからほしいんだよ。 文句あっか? なんて思ってた時期もありました。 でも、いまは、ほーんとに、欲しくないなー。 いや、でも25センチなら、欲しいかも ユーロも3年前の143円より、 いまならもっとお得ですわよ~(ええええーっ)
by ichizonda
| 2008-12-20 01:12
| エルメス
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