リンク
最新の記事
カテゴリ
全体 マダム日記 芦屋カントリーライフ NY PARIS LONDON MILANO ハワイ バリ島 エアライン 空港&ラウンジ B級グルメ ホテル マイケル劇場 上海 恋せよ乙女 ワークハード(仕事) 日本食 石川遼君 ふぁっしょん エルメス マテリアル人生 マノロ・ブラニク ミュージカル ステージ全般 シャンパン エッセイ(雑誌掲載分) Baccarat フロリダ マダム文庫 GOYARD マダムシネマ セレブリティ Michael Ball 追っかけ人生 芦屋のご飯 音楽をあなたに 海外グルメ 家ご飯 アマン タイランド 健康ネタ 男と女の話 アンチグルメ 言葉で鍛えよ女力 未分類 以前の記事
2021年 01月
2018年 10月 2014年 06月 2014年 04月 2014年 01月 2013年 12月 2013年 07月 2013年 06月 2013年 05月 2013年 04月 2013年 03月 2012年 11月 2012年 10月 2012年 07月 2012年 06月 2012年 05月 2012年 04月 2012年 03月 2012年 02月 2012年 01月 2011年 12月 2011年 11月 2011年 08月 2011年 07月 2011年 06月 2011年 02月 2011年 01月 2010年 08月 2010年 03月 2010年 01月 2009年 12月 2009年 11月 2009年 10月 2009年 09月 2009年 08月 2009年 07月 2009年 06月 2009年 05月 2009年 04月 2009年 03月 2009年 02月 2009年 01月 2008年 12月 2008年 11月 2008年 05月 2006年 07月 2006年 03月 2006年 01月 2005年 12月 2005年 11月 2005年 10月 2005年 09月 2005年 08月 2005年 07月 2005年 04月 2005年 03月 2005年 02月 2005年 01月 2004年 12月 その他のジャンル
お気に入りブログ
♪♪♪yuricoz c... ばーさんがじーさんに作る食卓 友くんのパリ蚤の市散歩 MY BLOG vol.2 新 LANILANIな日々 エリオットゆかりの美味し... 猫でいろいろ スイートルームをお願い スターに恋したら、あかん? バリ島生活を夢見て・・・... liliaの 瞬間湯沸かし記 jackie style 雑雑日記(a) SoCute, SoSw... Yoco's Diary... マダム松澤のクリスタルルーム ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
いよいよ最終回、一気にいくわよーーーーーーっ。
いやしかし、もはや、罰ゲームか?ってほど、無駄に長文っすけど、すいません。 最後まで読んでくださった方には、ほんとなにかプレゼントしたい気分です。マジで。 さて、あとにも先にも、もうこの日で最後・・・という 3月24日(土曜日)。 この日もまずは、マチネ。 アデルフィ劇場の最前列で、愛すべき理髪師を観たあと、出待ちをするべく劇場真裏にある、 ステージ・ドアに突撃、 しかし、マイケルは出てこない・・・ 仕方なく、今回、彼に直接手渡したかったプレゼントのバスローブと3度目の手紙を、 ステージ・ドアの受付の顔見知りになったおじさまにことづけた。 その時刻、夕方5時半。 「今日が最後の日、明日わたしは帰ります・・・」 と書いた、手紙をマイケルは、読んでくれるだろうか・・・ 今回会えなくて、哀しかった・・・とほんとは書きたかったけど、 未練がましい女にはなりたくねーっ。 だからそのことには一切触れなかったわけよ。 しかし。 あのプレゼントは彼の元に本当に届けられるだろうか・・・ でも、これが意外とびっくりするんだけど、ちゃんと届けられるのよね。 この日もラジオ出演があったようで、 マイケルの疲れもピークに達していた模様。 土曜日、マチネとソワレの2公演を演じるのは、マジ、 疲れるよね〜。やつも今年50歳になるし・・・。 いつもはちゃんと手紙を読んでくれるマイケルだけど、 この日は、ソワレとマチネの間の休憩時間はほぼ2時間。 たぶん、その2時間、楽屋でぐっすり眠る習慣のマイケルが、 私の手紙を読んでくれるとは、やっぱり期待できなかった〜。 土曜、夜のSweeney は観客も素晴らしく、Michaelのパフォーマンスは、 息が止まって、脳死にさえ陥るほど、今回観た中で最高中の最高だった。 イメルダも、ほんとにかわいい。 私はマイケルの動きを一瞬でも逃したくないと思いながらも、 イメルダが演技をすると、知らぬうちに彼女の動きに目を奪われるのよね。 あの毛皮のついた靴も、ダサい髪型も、彼女に似合いすぎていた。 おばさんチックな髪型もとってもキュート。 そのコミカルでラブリーな演技から、突然シリアスになったときの、 驚くべき変貌ぶりは、 同じ人間とは思えないほど、魂に響くパフォーマンスでありました。 マイケルもイメルダも、毎回、まったくレベルを落とすことなく、 それより、さらに磨かれて舞台が熟していくのを目の当たりにして、 ときどき、居眠りもしたけど、やっぱり6回続けて見れて、良かったよ。 Showが終わると、熱狂しまくる観客によって、スタオベの嵐。 私はそんなものごっつい舞台を観て、 ほんとはもう、この日はステージ・ドア(SD)に行かない・・・と思っていたけど、 気がつけば、行ってました、最後のステージ・ドアに。 当然のことならが、SDは大変なことになってました。 土曜の夜だし、熱狂と興奮の坩堝にいる観客たちが大勢押しかけて、 これまでの最高人数。ひーーーーーー。たぶん、200人近く? 全員がマイケルの魔法にかかったように、上気した顔で、 彼が出てくるのをいまかいまかと待ってました。 この日に限って、めちゃ遅いよ、マイケル。 次から次へとSDに出待ちの人が押し寄せて、元旦の伊勢神宮みたいになってるわけ。 ここで、ちょっとアデルフィーのステージ・ドア周辺について、 書く必要がありますね。 えと、SDの前にはPubや雑貨店やいろんな店が並んでおります。 SDそのお店の間、わずか2メートルほどの狭さ。 そこに、出待ちの人が溢れかえると、真ん前のパブまで道を塞いでしまうわけで。 信じられないけど、そんな環境の中、 ここ、車が通れるのよね、めちゃ狭いのにほんまありえへん。 私のこの日の待ちポジションは、パブのすぐ前に置かれたメルセデス付近。 しっかし、このポジションが超激動の場所だったのよ。 SDとPubの間を行き交う人が、 とんでもなく溢れかえった人々を見ながら、 「誰が出てくるの?」 と聞き、誰かが、「マイケル・ボール」というと、 そのまま、野次馬もどんどん増えて、まったくあんたら、邪魔なんよーっ。 関係ない人、帰ってちょうだい(と気が立ってるわし) 人、人、人でうめつくされた、ど狭い道に、車がやってくる、道を歩く人、 そこにまた、観光の3輪車まで通るわで、 完璧に戦場と化しております。 ひえええええーーーーーーーっ。 もう、おいら、ほんとに今度こそ、帰ろうと思ったよ。だって身に危険を感じるほど、 どえらいことになってるんです。 こりゃあ、もう、今日はマイケルとさよならの挨拶を交わすことさえ無理だな。 でも、たとえ言葉を交わすことができなくても、彼の姿は見たいよね、 と思いつつ、辛抱強くまっておった。 出待ちの中には、なんであんなスーツ着たおっさんがおるねん?という人もいるし、 若くかわいい女子もなぜか多くなっていて、心おだやかでないわたくし。 さらにコアな長年のファンも、あちこちで、ゲシュタポのように、戦火を見守っており、 敵のアジア人(わしのことよ)の動きを無言で威圧。 「マイケルは、わたしらが、捕獲するのよ」 という気色ばんだ、小競り合い(いや雰囲気ね)も繰り広げられており、 ここはいったいどこやねーん。 貧血起こしそうやし、わたし。 そこにまたもや関係ない車も割り込んできて(いえ一応車が通れる道ですけどね) もはや発狂寸前! そこにまた三輪車。 ・・・と何やら、いつも彼が出てくる出口の前から、 ファンがどどどどーっと隣りの出口に雪崩のように移動。 ひーーーー、怪我するよ。あぶねー。 という危険区域に突入。 私は呆然とその狂気にも満ちたアデルフィー劇場のステージ・ドアを 見つめながら、まるで、これ、よしもと新喜劇か、低予算の香港映画の世界よね〜と 思いましたから。 わしの神経もズタズタ。この間、約30分。 どーでもいいから、マイケル、早く出てきてちょ。 そうしたら、まずは付き人のアンドリューが出てきました。 もうすぐマイケルもぜったい出てくるはず。 わたしはすかさず、アンドリューのところに行きました。 前日のステージ・ドアで「マイケルにSay helloしたいから、 会えるか聞いてくれる?」 って聞いてもらってましたから。 このクソ忙しいときに、ぜったい無理とはわかってたけど、 聞いてみたのよ。やけくそだったから。 すると、「残念ながら、今回は会えそうもないよ」 ううううううっ。やっぱりね。わかってたけど、かなしーーーーーっ。 そこでわしはもう、帰ろうと思った。 マイケルの顔なんかもう、見たくないっ。 しかし、すぐに思い返したのさ。 私が彼を待たない限り、ぜったい会えないわけで、 私がいてもいなくても、彼にとってはまったく痛くも痒くもないわけで、 というようなことをうじうじとまた考えているうちに、 やっぱり、こんなロンドンまで来てさ、ステージ見るだけで帰るなんて、悲しいじゃないか。 たとえ彼が私を見てくれなくても、私が遠くからでも彼の姿を見れるだけで 幸せってもんじゃない?それが愛ってもんじゃない?(ひーっ、やばいよ、おれ) と、このように、我ながら大変いじらしい考えに行きつき、 マイケルが出てくるまでとどまることにした。 すると、 愛しいマイケル君が出てきました。 いつものキュートな帽子をかぶって(あれほんとはあんまり似あってないって思うのだけど笑) そしていつものように、サインやツーショットの写真をいくつか撮ってあげたあと、 ファンにもみくちゃにされながら、迎えのメルセデスの方に歩いてきました。 私はそのあたりで待ちぶせしており、 でも、マイケルが向こう側からドアにまわったら、私はぜったい言葉を交わすことが できないわけで・・・ もう、このあたりで、心臓は一時停止。瞳孔開きっぱなし。 誰か、酸素吸入、持ってきてくれーーーーー。 今日はわしの一世一代の勝負の日だ(えっほんま?) 丁か半か。さあ、どっちだ? ともう卒倒するかってそのときに、マイケルの顔がすぐ前にあった・・・・ 「Hi Ichiko」 と呼びかけてくれた、その声があまりに優しくて・・・ すごーくやわらかな、優しい笑顔になって、 じっとわたしを見つめてくれた。 きゃーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー オーマイガッ、オーマイガッ、 医龍の朝田、バイパス手術してくれーーーーー(なんでやねん) わたしは、もうマイケルの、見たことのないような、 あまりに素敵なその笑顔に、感電して、完璧に思考停止。 彼にHi,というのも忘れて、ぼーっとしていると、 「Thank you for lovely presents」 と言って、再び、これ以上はないって思えるほど、 優しい笑顔でささやいた。 その笑顔は、ワールドスマイルコンテストで優勝した人の笑顔を、 100倍素敵にした笑顔で・・・・。 おおおおお、マイケル。わたし、とけます。 もちろん、周りにはファンが群がってますよ。 でも、私にそんなやつらは見えないのよ、いまはっ。 そして、マイケルは、もう一度私の瞳を覗きこむようにして、 こう、言ったのさ。 「Have a safe trip.」 ひいいいいいいいいい。松澤、秒死。 あのね、こんな言葉がなに?って思うでしょ? でも、私にとってはマイケルのファンになって苦節17年。 いつか、きっといつか、彼に言ってもらいたい言葉だったの。 かつて彼のコンサートを追いかけて、UK全土を旅していた頃 22回の全コンサートを制覇し、明日帰るという日、 私はいつもマイケルに「明日、日本に帰ります」とくさい手紙を書いてたのよね。 それで、最後のコンサートのステージドアで、出待ちをしながら、 いつかマイケルが「Have a safe trip.」と言ってくれるのを ずっとずっと待ち続けた。 でも、彼はぜったいその言葉は言ってくれなかったのよね。 他の人にとってはなーんだ、そんな言葉って思うだろうけどさ、 マイケルが言うからこそ、特別なんだよーーー。 マイケルはあまりファンにこんなことは言わないから。 それがそれが・・・ほんとにはじめて、私の瞳をじっと見つめて、 「気をつけて帰るんだよ」 と言ってくれた。 どうするーどうするーっ?!どーするうううううううっ?! ってことはね、 マチネとソワレの短い休憩時間に、めちゃ疲れているのにもかかわらず、 彼は私の手紙を読んでくれたったことで・・・ 何よりも、そのことに驚いた。 そして、 そのニュアンスは、スターとしてではなく、なんだか、とっても親しみのこもった友達に 言う感じ。 私は、もう胸がいっぱいになって、 なんと!こんなことはまったくもって、はじめてだったけど、 大胆にも、マイケルの右頬に、自分からキスしてしまったのさー(きょえええええーーー) こ、こんなこと自分からするなんて、どうしたんだ、おれーーーーっ。 でも、マイケルは 右手でぎゅっと、とても強く私をhug してくれたのよ。 こんなことしてくれたのも、はじめてだったきがする〜(あふぉ) ええええええええーーーーーーっ。もういつでも死ねるよ、オレは。 ここでもう一回、悶死。 彼の左方向にはすでに、Sweeney のパンフを持って、死ぬ気で、 サインをもらおうとしている、ハイエナが押し寄せており(ひー) もう、I have no time. でも、おいらはまたもや、自然と彼の左胸めがけて、今度は私から ど、ど、ど、どあつかましく、Hugしたのさー。どうだ、まいったか(そのハイエナに言ってる) マイケルはちゃんと左の腕でも私をしっかりと受け止めて、hugしてくれたのー。 マイケルの胸は、厚くて、なんてあったかいんだろう。 とってもいい匂いがした。 きゃいーん。 しかし・・・・・・・ 私が最後に「I had great time・・・・」 と言った言葉にはまったく反応せずに、気がつくと、ハイエナのひとりにサインして、 メルセデスに乗り込みました。ああ、マイケルらしい。 わたしは彼が乗ったメルセデスを見届けることはせず、 レジィーナのフォックスマントゥを夕陽のガンマンのようにびょよおおおんと翻し、 表通りに出て、Strand street をホテルに向かって、決然と歩きはじめた。 ああ、せつないけど、楽しい1週間が終わったね。 そう思いながら、アデルフィー劇場を振り返ると、 Sweeney Toddと描かれたネオンの文字が、みるみるうちに滲んできて、 頬に水滴が落ちてきた。 雨も振ってないのに、へんねえ、と空を振り仰ぎながら、 手で払おうとしたら、それは、涙だった。 完 2012 Sweeney の旅@LondonPart 1 恋に落ちた瞬間 2012 Sweeney の旅@LondonPart 2 2012 Sweeney の旅@LondonPart 3 2012 Sweeney の旅@最終回 ■こちらは、マイケルがOlivier Award2013でベストアクター賞を取った、 Sweenet Todd、2011年のトライアウトを観にいったときのレポ。 マイケル劇場@Sweeney Todd 2011英国の旅Part 1 マイケル劇場@Sweeney Todd 2011英国の旅Part 2 マイケル劇場@Sweeney Todd 2011英国の旅Part 3 マイケル劇場@Sweeney Todd 2011英国の旅Part 最終章
by ichizonda
| 2012-05-09 11:04
|
ファン申請 |
||